宅地建物取引士登録実務講習に行きました。
令和3年10月の宅建試験合格という事で先日、登録実務講習を受講しました。
各登録実務講習を行っているスクール、学院等に受講申請するのですが、合格発表に合わせて講義も準備されているようで、見逃すと受講が遅れる可能性がありますので、去年12月試験を見事合格された方は早めのチェックをおすすめします。
私が受講したコースはスクーリングというもので、二日間の通いです。
他にはズームでの参加も可能なようで、受講当日は講師の前にカメラが置かれ、同時に講義をしていたその器用さが印象的でした。
内容としましては
一日目:重要事項説明書の書き方
二日目:一日目の復習・売買契約書の書き方+修了試験
です。
修了試験は講義をしっかり聴いていれば、まず落ちることはありません。
落ちるとしたら寝ているか、ポイントのチェックを怠った場合でしょう。
実務経験を充足させる=実務でできるようにするための講習ですので、ただ出ていればOKではないのです。
試験の難易度としては、宅建試験のようにひねった問題は皆無でシンプルな常識問題といった印象です。〇×二択問題が20問、記述問題(重要事項説明書、売買契約書)になります。
事前に講義用の教科書を読んでおかないと受講についていけないか?というとそうでもありません。読んでおくに越したことはありませんが。。。
講習は、宅建士を育てるためのものでますが、合格させるための講習でもあります。積極的に落とすような内容ではありませんし、当てられて答えなければならないなんて事もなかったので、そこはご安心を…。
登録実務講習を終え、取引士証交付を受け、これから宅建士として活躍する方には使用した講習テキストや講義ノートは大切な教科書になる事と思います。
第一種衛生管理者
今回は【第一種衛生管理者】について書きたいと思います。
【受験したきっかけ】
一般的に衛生管理者を受験する方は会社に頼まれて受けるようですが、自分は常々建設業界の実態に疑問があり (↓参照)
dokugakushikaku910108.hatenablog.com「自分の身は自分で守る」をしっかり学ぼうと思ったのがきっかけでした。
労働環境や待遇について確かな知識をもって、おかしいところをおかしいと言えるようになろうと思ったのです。
【概要・所感】
受験は独学、平成30年。
自分は有害業務を含む職種ですので、第一種を受けました。
第一種、第二種とありますが、第二種は有害業務を除く範囲であり、第一種はそれを含みますので、上位資格となる位置づけです。範囲も有害業務がプラスされますので広くなります。
受験資格は多岐に渡ります。試験会場等、詳細は「安全衛生技術試験協会」で確認してみると良いでしょう。試験対策としては、とにかく過去問過去問…過去問でした。基本テキストは1周2周であとはひたすら過去問でなんとかなる…という塩梅です。
試験内容は使いまわしの問題が比較的多いと感じました。コツとしては深入りするより、問題のパターンを暗記する…といった感じでしょうか。問題数に対して試験時間はとても長く感じました。試験問題は持ち帰れませんでした。
自分の場合は、試験前に「酸素欠乏及び硫化水素危険作業主任者」「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」の技能講習を受けていましたので、その範囲に関して理解があったのも合格できた要因だと思っています。もし受験を考えており、理解を深めたいという方には技能講習、おすすめです。
人気のある試験ですので、申し込みから2、3か月後あたりに受験本番という感じです。
勉強時間は最速一週間とかいわれていますが、初めての方はしっかり準備する必要があると思います。
【受験会場が遠い】
この試験のツライところは受験会場がとにかく遠い!という事です。
自分は「関東安全衛生技術センター」まで行ったのですが、最寄り駅からバスや乗り合いのタクシーで向かう事になります。徒歩では心が折れる距離です。何れかに乗りましょう。帰りも同じくバスかタクシーに乗りましょう。
【取得後】
建設現場では安全協議会などでヒヤリハット等の意見交換がありますが、労働基準法や労働生理の側面から意見できるようにもなり、危険等に対する意識も高まりました。
また、当時の会社では特に手当は付きませんでしたが、転職先では資格手当がありましたので、結果オーライといった感じです。
酸素欠乏及び硫化水素危険作業主任者
今回は【酸素欠乏及び硫化水素危険作業主任者】について
その実態、取得までのことを簡単に書きたいと思います。
- 酸素欠乏及び硫化水素危険作業とは
現場作業や設備を知らない方からすると、ピンとこないお話ではありますが
ピット、下水管などといった、所謂地下作業をするには
【酸素欠乏及び硫化水素危険作業主任者】の技能講習修了、または
【酸素欠乏硫化水素危険作業】という特別教育を受けなければなりません。
そして、必ず当該作業主任者を立てねばなりません。
地下作業前は酸素濃度を計測するのですが、概ね空気中の酸素濃度は21%が通常とされており、18%で要換気、16%で吐き気や頭痛、12%ほどで失神、8%となると空気を吸った瞬間に昏倒、救助が遅れると死に至るといった、地下では非常に危険な状況が発生する可能性があります。
そのような危険を孕んでいる環境へ知らず知らずのうちに入ってしまい、酸欠状態で気絶、運よく他の方が気づいて助けに入ってもその方も同じ運命をたどる…といった事故が起こりえるのです。
そのため、正しい知識、作業方法や環境を整えるための技能講習、特別教育が各技術技能講習センターで行われているのですが…
当時、私の同僚がそうとは知らずに地下ピット作業を指示されました。
もちろん本人は特別教育を受けているわけでもなく、作業主任者を立てて潜ろうとしたわけでもありません。
結論からいうと建設現場は技能、特別教育、許可や免許とガチガチに規制されているにも関わらず、無免許、無許可などが横行しています。その慣習の「自然な流れ」でピット作業を命じられたのです。
現実的にいうと、新築などの現場の浅い部分でのピットは著しい酸欠状態にはなりにくく、それをわかっているからこそ、その作業を無免許、無講習の者にあてがわれてしまうのです。
馬鹿正直であった自分はこれについて指摘し、やらせませんでした。
「自分の身は自分で守る」とはいうものの、この言葉はハリボテのようであり、また真理をついています。
また「ものを知らないとバカを見る」という事で、今回の技能講習を受講するに至りました。
- 技能講習
技能講習は三日間かけて行われました。
座学で学科、計測方法などを実技で学びます。労働基準法や当該作業についての知識、AEDの使用方法、計測実技の流れ、最終日に修了試験をパスし終了証が交付されます。
修了試験自体は講習をきちんと聞いていればまず落ちることはありません。また、講師によっては試験に出す範囲を強調して教えてくれたりもします。
強いて言うならば、実技が少々緊張するといったところでしょうか。
こちらもしっかりやっていれば落ちることはまずありません。
この頃、同時に第一種衛生管理者試験を受けようとも思っていたので、そのための知識補填にもなる一石二鳥でありました。
という事で、次回は衛生管理者について書きたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
【自己紹介】
みなさん、初めまして。
名乗るほどの者ではないので、シンプルに「独学さん」としました。
早速ですが、現在自分の所持している資格を並べてみます。
【所有資格】
宅地建物取引士
2級建築施工管理技士補
賃貸不動産経営管理士
敷金診断士
第一種衛生管理者 https://dokugakushikaku910108.hatenablog.com/entry/2022/01/05/225632
消防設備士乙種6類
危険物取扱者乙種4、6
第二級陸上特殊無線技士
漢検二級
日商簿記3級
原価計算初級
秘書検定2級
ICTProficiency3級
赤外線建物診断技能師
日本化粧品検定3級
第一種普通自動車免許
他、建築に関する技能講習特別教育をいくつか。
酸素欠乏及び硫化水素危険作業主任者技能講習について書きました(R3.12.30)
https://dokugakushikaku910108.hatenablog.com/entry/2021/12/30/175814
並べてみたところ、この数に我ながら驚いています…
上記の資格について取得した時のきっかけ、顛末、所感などを書いていこうと思います。
また、もちろん落ちた試験もありますのでそちらもおいおい…
いわゆる難関資格は所持していませんが、これからの本命としては
最後に、簡単に自分のことを。
学生時代から続けていた音楽活動に明け暮れ、メジャーデビューを夢見ていました。
が、思うようにはいかず挫折していた所、縁あって音楽教室で教える機会に恵まれました。
が、こちらもイマイチしっくり来ず…ふらふらと毎日を過ごしていました。
これはイカン!と思い、、今に至る。といった塩梅です。
それではよろしくお願いいたします。